2020年11月冬期、色彩検定3級を受験しました。
当時の私は、広告営業マンとして超多忙な働きの中、独学で勉強して合格することができました。
私の場合、勉強の所要時間としては1ヵ月ほどです。
当記事では、”働きながら独学して色彩検定3級に合格できるのか“という不安を持っている方へ答えていきます。
そもそも色彩検定とは?
「色」は、視覚・光源・物体によって認識することができます。
そんな日常の生活に欠かせないのが色彩。
しかし、一般的には理論的・体系的に学習する機会はありません。
例えば、インテリア・ファッション・建築(塗装)・クリエイティブ・デザイナー等では色が与える効果など専門性が求められます。
このような方に向けて色彩に関する知識や適応力を向上させるために実施したのが「色彩検定」です。
試験情報
①誰でも受験可能
②公的(民間)資格
③試験日:6月・11月
④受験料:7,000円(税込)
⑤出題形式:マークシート形式
⑥試験時間:70分
▼色彩検定 問合せ先
公益社団法人 色彩検定協会
https://www.aft.or.jp/
色彩検定3級の難易度について
調べていただくとわかりますが、過去5年のデータを見てもどの年に実施した合格率は7割を超えています。
そのため、難易度で言うとかなり低いです。
勉強の所要時間も1ヵ月程度あれば十分ですし、中には1週間程度の勉強で合格した人もいます。
色彩検定3級を取得するメリット
①気軽に受験できる
②色の基礎知識がわかる
③ビジネスのスキルアップへ
【1】気軽に受験できる
色彩検定3級は、基礎知識を習得する入門編と言える試験です。
そのため、初めて色彩に触れたい人や基礎知識から習得したいという方が受験することが多いので気軽に受験をすることができます。
合格率もかなり高いため、何か資格を取ってみたいという方へもおすすめです。
しかし、2級、1級の挑戦を検討している方は必ず学習する項目なので、重要な試験でもあります。
【2】色の基礎知識がわかる
何度も言いますが色彩検定は、色を理論的に考えることができます。
例えば、冷たい部屋に暖かさを感じさせたい場合には、暖色である橙色をインテリアとして組み込もうなどです。
プライベートでのファッションコーデやインテリアでも3級であれば活かすことができます。
また、ちょっとした配色の違和感を理論付けて指摘ができるようになります。
【3】 ビジネスのスキルアップへ
インテリア・ファッション・グラフィック等のいわゆるデザイナーと呼ばれる方々はもちろんですが、販売・企画・事務といった一般的な職種の方々まで、幅広く色彩検定は浸透していっています。
私のような営業マンでもちょっとしたプレゼン資料作成時でも役立ったりします。
「色」は「印象」を与えるものなので、どの職種でも活用できる場面は意外と多かったりします。
働きながら独学して合格できるのか
色彩検定3級の合格率は7割以上の水準なので、難易度でいうとかなり低いです。
そのため、どんなに忙しい人でも逆算して公式テキストや問題集を解けば十分に合格できる内容になっています。
3級・・・7割強
2級・・・7割弱
1級・・・4割程
【所要期間30日】超多忙な広告営業マンが行った勉強法
30日の勉強所要期間があったとすると、23日間は公式テキストを熟読、残り7日間で問題集を解くイメージです。
【23日間】公式テキストの熟読
公式テキストは、非常に読みやすく中高生の理科の教科書のように見やすいです。
そのため、1日12~13ページを暗記含め読み進み、 23日間で2周するイメージで進めることが理想です。
▼公式テキストの中身イメージ
公式テキストのため、ぶっちゃけ2周して完璧に暗記できれば問題集を解かなくとも合格できるレベルです。
朝から22時くらいまで働く超多忙な広告営業マンでもこなすことができたので、多少忙しい方でも仕事終わりや通勤時間をうまく活用してみましょう。
【残り7日間】過去問題集を解く
3級であれば、公式テキストを熟読すればなんとかなりますが、3割近くの方は実際に不合格なので、過去問題集で問題慣れしておくことをおすすめします。
テキストをしっかり読んでおけば、おそらく合格点には届くと思います。
届いていない場合は、逆にラッキーです。
間違ったところをテキストで確認、もしくはYouTubeでも学習できるコンテンツがあるので状況に合わせてわからないところを克服していけば問題ないです。
▼私が参考にしたYouTube
色彩検定3級の出題項目
★色のはたらき
・色のはたらき
★光と色
・色はなぜ見えるのか?
・眼のしくみ
・照明と色の見え方
・混色
★色の表示
・色の分類と三属性
・PCCS
★色彩心理
・色の心理的効果
・色の視覚効果
★色彩調和
・配色の基本的な考え方
・色相を手がかりにした配色
・トーンを手がかりにした配色
・色相とトーンを組みあわせた配色
・配色の基本的な技法
・配色演習の解答例と解説
★配色イメージ
・配色イメージ
★ファッション
・ファッションと色彩
★インテリア
・インテリアと色彩
・カラーコーディネーション
・インテリアにおける色の心理効果
★慣用色名
しっかり勉強するべき項目
公式テキストP.10~P.30「光と色」やP.70~P.102「色彩調和」などの項目は公式テキスト通り穴埋め(選択式)でよく問われる傾向があります。
他にも「色彩心理」は色と色の組み合わせによる色の見え方や変化について問われるので必ず過去問を解いておきましょう。
また、公式テキストの最終ページにある「慣用色名」は100%出題されており、6問ほどでてきます。
(恐らく配点は少ないがサービス問題です。必ず暗記しましょう。)
最悪手を抜いてもいい項目
公式テキスト内で、わかりやすくコラムの箇所があります。
こちらはイメージしやすいように、追記されているので理解に時間をかけすぎる必要はありません。
また、PCCSの項目は非常に大事ですが、よく以下のような図(色相環)を全て暗記しておけと言われています。
確かに2級・1級の試験であれば、暗記して理解する必要がありますが、3級であれば全て覚える必要はないかなという印象でした。
ただし、完璧に覚える必要はないということで完全に把握しなくてもいいというわけではありません。
テキストを読み進める中で必要な色の位置や記号は覚えて理解しておいてください。
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試験方式と受験料金について
色彩検定3級
実施時期 | 6月 or 11月 |
試験方法 | マークシート式 |
試験時間 | 80分 |
合格ライン | 70%前後 |
受験料 | 7,000円(税込) |
色彩検定2級
実施時期 | 6月 or 11月 |
試験方法 | マークシート式(一部記述) |
試験時間 | 80分 |
合格ライン | 70%前後 |
受験料 | 10,000円(税込) |
色彩検定1級
実施時期 | 6月 or 11月 |
試験方法 | 1次:マークシート式(一部記述) 2次:記述式(一部実技) |
試験時間 | 1次:90分 2次:90分 |
合格ライン | 70%前後 |
受験料 | 15,000円(税込) |
まとめ
いかがでしょう。自信は付きましたか?
色彩を学ぶと日常生活の色の見え方やクリエイティブが面白く感じると思います。
また、ビジネス上のスキルアップにもつながります。
色彩検定をもっていれば、説得力も増し理論的に提案することができるので、是非とも挑戦してみてください!
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